シャープは3月23日、「プラズマクラスターNEXT」とUV-C(深紫外線)により靴をリフレッシュする、プラズマクラスターシューズクローゼット「DY-B01」を発表した。玄関先などに設置し、靴を入れておくと臭いやムレが抑えられるとしている。発売は4月20日。想定税込価格は10万円前後になる。
DY-B01は、高さ825mm×幅433mm×奥行き186mmで重量約9.4kgのスリムデザインを採用。中は4段になっており、各段にUV-C照射口とプラズマクラスター放出口を備えたノズルを用意し、靴の中にノズルを入れ、照射、放出することで靴内の付着臭を消臭し、蒸れを軽減できるとしている。対応する靴の形状はミドルカット程度のものまで。
プラズマクラスターNEXTで消臭し、ヒーターレス送風で靴の蒸れを軽減できるほか、臭いの元となる原因菌、カビ菌をUV-Cで除菌する仕組み。本体には脱臭フィルターを搭載し、きれいな風を排出可能だ。2足を同時に収納でき、除菌に加え、消臭、蒸れ低減などができる「10時間モード」と除菌ができる「1時間モード」の2つを用意。1時間あたりの電気代は約0.23円になるとしている。
シャープでは、部屋や用途に合わせたプラズマクラスター商品を展開していく中で、玄関や靴箱の臭いに悩みを抱えている人が多いことに着目。靴の蒸れや臭いをケアする潜在ニーズがあると考え、プラズマクラスターシューズクローゼットを開発したという。
海外においても同様の悩みがあり、特に、気温が高く、降水量も多い台湾は、玄関とリビングが一体になっている家もあり、靴の臭いが生活空間に充満しやすいとのこと。このような環境を考慮し、プラズマクラスターシューズクローゼットは台湾と日本で同時発売を予定する。
靴内のケアは、乾燥機や除菌スプレー、インソールなどの商品が展開されているが、出し入れが面倒だったり、素材への影響があったりと課題があったとのこと。プラズマクラスターシューズクローゼットは、確かな効果を素材に優しい環境で、簡単に実現できる商品として開発したとしている。
シャープでは、家庭向けとして販売していくほか、宿泊施設や靴のリペアショップ、スポーツ施設などのB2Bへも提案していくとしている。
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