IDCは、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセット市場に関する調査結果を発表した。2022年における世界全体の出荷台数は880万台で、前年に比べ20.9%も少なくなったという。
2021年の同市場は、2020年10月発売のVRヘッドセット「Meta Quest 2」(旧名称「Oculus Quest 2」)が人気を集めた。COVID-19パンデミックの影響により自宅で過ごす時間が増え、可処分所得もエンターテインメントへ向かったこともあり、市場は好調だった。
2022年になると、世界経済が動き始めて、消費者や企業の支出がARやVRから離れてしまい、出荷が急速に減った。また、厳しいマクロ経済状況と、一般消費者による大きな需要がまだ存在しない影響もあるという。
ベンダー別では、Metaがシェア8割近くを占めており、圧倒的なトップだ。2位はByteDanceの「Pico」で、シェアは10%。これにDPVR、HTC、iQIYIが続く。6位はNrealだが、ARヘッドセットに限ると2022年の出荷台数は10万台近くで1位だそうだ。
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