YouTube、「冒とく的な表現」の規制を一部緩和

Dan Avery (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2023年03月09日 12時28分

 YouTubeが冒とく的な表現に対する規制を緩和した。同社は米国時間3月8日、広告掲載に適したコンテンツに関するポリシーを更新し、2022年11月に厳格化していた規制を緩和した。

提供:James Martin/CNET
提供:James Martin/CNET

 YouTubeは11月、冒とく的な表現に対するガイドラインを更新し、「くそ」と言ったのか、放送禁止用語を使ったのかを問わず、あらゆる冒とく的な表現を同様に扱う措置を取ることとした。

 この更新時のガイドラインでは、冒とく的な表現が動画の開始から7秒以内に登場したり動画全体で「一貫して」使われていたりした場合、その動画から広告収入を受け取ることはできないとされていた(サムネイルやタイトルで使われている冒とく的な表現もこの規制の対象だった)。

 しかし、YouTubeで収益化ポリシー責任者を務めるConor Kavanagh氏は、一連の規制が厳しすぎるとのフィードバックが同社に寄せられていたと、8日に公開された動画の中で説明した。

 「規制の適用に関するデータを確認したところ、冒とく的な表現に関するポリシーが、結果的にわれわれが意図していたよりも厳しいアプローチになっていたことが判明した」と、Kavanagh氏は述べた。その上で、今回からすべての汚い言葉が同様に扱われることはなくなるとした。

 具体的には、「度を越さない程度」の冒とく的な表現(「あばずれ」「大バカ者」「間抜け」「くそ」など)だけで、広告収入が全く得られなくなることはないという。

 また、あらかじめ収録された音楽やスタンドアップコメディ動画内で使われている冒とく的な表現も、ほとんどが広告収入制限の対象とはならないとみなされる。

 ただし、このポリシー変更では扇動的または侮辱的な言葉に関する言及はなく、これらの言葉を含む動画は依然として「広告掲載に適していない」と、YouTubeは述べた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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