TikTok、10代の視聴時間をデフォルトで60分に制限へ

　TikTokは米国時間3月1日、高い人気を集めるこのショート動画アプリの使用時間について、10代のユーザーの意識を高めたいと考えていると述べた。

提供：James Martin/CNET

　TikTokは、10代ユーザーの視聴時間をデフォルトで制限し、保護者が子供のソーシャルメディアの使用をこれまで以上に管理できるようにするための新しい機能をリリースすると発表した。

　18歳未満のTikTokユーザーの視聴時間は、自動的に60分間に設定される予定だ。TikTokによると、このデフォルトの視聴時間は、視聴時間制限モードをまだ利用していない新規アカウントと既存アカウントに適用されるという。10代ユーザーがこの設定をオフにすることは可能だが、オフにして1日に100分間以上同アプリを使用すると、1日の視聴時間の上限を設定するように促すメッセージが表示される。TikTokは、同アプリの若いユーザー向けバージョンを利用する13歳未満のユーザーに対しても、デフォルトで60分間の制限を設ける予定だ。

　ソーシャルメディアアプリが10代の心の健康に及ぼし得る悪影響について、議員や児童擁護団体などが懸念を示す中で、TikTokは、ペアレンタルコントロール機能を強化している。今回、新たに3つの機能が追加される。保護者が子どもに曜日に応じて異なる視聴時間制限を設定できる機能、子どもがTikTokを開いた回数や利用時間の内訳がペアレンタルコントロールのダッシュボードに表示される機能、そして、保護者が子どもに対する通知をミュートにするスケジュールを設定する機能だ。