YouTubeは、どの言語が使われている動画であっても、より多くのユーザーに届くようにしたいと考えている。同社は米国時間2月23日、クリエイターが動画に多言語音声を追加できるようにする機能の提供を拡大すると発表した。これにより、ユーザーは自分の第1言語に吹き替えられた多数の動画を視聴できるようになる。
「チェスの指南であれ、ローマの歴史ドキュメンタリーであれ、イタリアの幽霊狩り調査シリーズであれ、YouTubeのクリエイターが各自のコンテンツにこの機能を今後も取り入れて、視聴者が国際的なチャンネルから動画を発見することを、とても楽しみにしている」と、YouTubeは発表の中で述べた。
YouTubeはこの1年間、Mr. Beastなど、少数のクリエイターとともにこの機能をテストしていた。このテストでは、多言語に吹き替えられた動画は、吹き替え言語での視聴時間が15%増加したという。吹き替え動画の1日の平均視聴時間は、1月に200万時間を超えたという。
この機能を試用したいクリエイターは、動画をアップロードする時にYouTubeの「Subtitles Editor」ツールで、異なる言語の音声トラックを追加できる。自分のカタログ内の既存コンテンツも、このツールで更新できる。
視聴者は、右下の動画の設定をクリックして、どの言語の音声トラックが利用できるかを確認できる。「これをシームレスな体験にしたいと考えている。そこで、コンテンツは、デフォルトで視聴者の設定言語に合わされ、ユーザーは翻訳された動画タイトルと説明によって、多言語コンテンツを検索できる」とYouTubeは発表の中で述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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