バンダイは2月21日、バンダイナムコフィルムワークスと連携し、新規IP創出を目的として、2023年度から縦スクロールマンガ事業に参入すると発表した。新規事業への参入にともない、バンダイでは4月1日より新設部門として「縦スクロールマンガ編集部」を設立。2023年末以降に、電子コミックサービスにて作品を発売予定という。
企画・制作においては、バンダイナムコフィルムワークスが出資しているマンガなどのコンテンツ制作会社であるエコーズと連携。創出したIPはアニメ化、フィギュア・雑貨などの商品化のほか、バンダイナムコグループが持つ幅広い出口を活用したワールドワイドでの展開に向け、IP価値の最大化を目指す。スピード感のある企画・制作・販売体制の実現を目的としてバンダイ社内に窓口を設置。エコーズを通じたクリエイターの採用や、外部のパートナー企業との連携・投資を進める。本事業参入に向けた投資額は、2023年4月から3年間で10億円を計画している。
作品の販売に向けては、縦スクロールマンガの新レーベル「バンダナコミック」を立ち上げ、2023年夏以降に公式サイトを公開予定。また、制作ジャンルや作品は、バトルアクションやアドベンチャーなどのオリジナル作品を予定し、加えてバンダイナムコフィルムワークス(旧サンライズ)が保有するIPのリブート(原作をベースに、新たな視点で作り直したもの)作品も計画しているという。
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