ソニー、急な暑さやほてりを和らげる「REON WIZ」--個人向けに温度が調整できるサブスクサービス

 ソニーは2月8日、急な暑さやほてりを、温度調節を通じてサポートする新サービス「REON WIZ(レオンウィズ)」を発表した。専用アプリと連携し、個人にあった温度調整をサブスクリプションで提供する。専用端末、初回契約最大6カ月分の月額サービス料、サービス登録料、送料として初期費用税込4800円がかかり、7カ月目以降は1カ月ごとに月額税込770円が必要になる。

「REON WIZ」
「REON WIZ」

 REON WIZは、専用端末に柔らかいシリコン素材のネックバンドを組み合わせて、装着感を高めたほか、本体カラーにナチュラルベージュを採用。女性でも装着しやすいデザインを採用する。

 専用アプリを通じて温度の感じ方をフィードバックすることで、クラウドプラットフォーム上で温度プロファイルが更新され、個人にあった温度に調整されることが特徴。端末周辺の温度、ユーザーの感じ方などをクラウドプラットフォーム上で複合的に分析、機械学習し、個人の温度の感じ方や利用状況に応じたアドバイスを提示する。

専用端末
専用端末
専用端末とネックバンドを組み合わせて首の後ろに装着する
専用端末とネックバンドを組み合わせて首の後ろに装着する

 すでに発売しているウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET」は、ビジネスパーソンをターゲットに、通勤時の暑さや寒さを和らげるデバイスだった。2019年の登場から販売を重ねるにつれ、女性ユーザーの割合が15%程度おり、その多くが40〜50代だったという。社内でも「母親にプレゼントした」などの声が聞かれ、調査したところ、女性特有のほてりに悩み、利用する人がいたことを受け、REON WIZの販売に踏み切った。

 従来、デバイスのみの売り切り型ビジネスだったが、調査の際「使ってみないとわからない」「試してみたい」などの声を受け、長期間サポートできる仕組みを模索。サブスクリプションとして、端末周辺の温度、ユーザーの感じ方などをクラウドプラットフォーム上で複合的に分析、機械学習できる機能を備えた。

 使い続けてもらうため、対話型のインターフェースを採用。「温度はいかがですか」の問いかけに「温かい」「冷たすぎる」を選択するなど、わかりやすさを意識したという。クラウド側にはデータを蓄積し、ユーザー個人にあった最適な温度を算出し、調整していくという。

アプリ使用イメージ
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