Appleは、現在の最上位モデルである「Pro」シリーズよりも、さらに高額な新型「iPhone」の投入を検討している可能性がある。
世界中で経済は低迷し、消費者は支出を引き締めているが、同社は、1099ドル(日本では16万4800円)からの価格で販売している「iPhone Pro Max」 よりもさらに高額なiPhoneを準備している可能性がある。Bloombergの記者でAppleウォッチャーのMark Gurman氏は、同社がProシリーズよりもさらに高額な「iPhone Ultra」モデルを新たに投入する可能性があると報じている。一方、サムスンは最近、「Galaxy S23 Ultra」を発表したばかりだ。同製品は、価格は1199.99ドル(約15万5000円)からで、2億画素のメインカメラを搭載している。
珍しく減収減益となった決算発表の場で最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は、iPhoneの平均販売価格の値上げは持続可能かという質問に答えていた。さらに高級なモデルに関する話は、iPhone売上高が前年同期比で8%減少して657億8000万ドルだったことを報告した後に出た。
同氏は、iPhoneの日々の生活における重要性が、より高い機能をより高い金額で提供することの正当性を示す根拠だと主張した。人々はそれを、決済、スマートホーム機器の制御、健康状態のモニタリング、銀行データの確認などに利用するからだ。
「人々はそういったカテゴリーで自分が購入できる最高のものを手に入れるために、背伸びすることを惜しまないと私は思う」(Cook氏)
「iPhoneは人々の生活に不可欠な存在になっている」と同氏は投資家らに語った。消費者は最高の端末を手に入れるために喜んで「背伸び」すると、同氏は考えている。
調査企業IDCによると、2022年第4四半期のスマートフォン出荷台数は、過去最大の減少幅を記録した。業界全体の出荷台数は、前年同期から18.3%減少して3億30万台だった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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