米国時間2月1日、「Samsung Unpacked」イベントが開催され、新しい「Galaxy」デバイスが6機種発表された(「Galaxy Book3 Pro」以外の「Galaxy Book3」モデルも含めると、もっと多い)。
それらの機種は記事の見出しで取り上げられるような機能を無数に備えており、すべてを理解するのは容易ではない。例えば、「『Galaxy S23 Ultra』、驚異の2億画素カメラを搭載」「新しい『Snapdragon 8 Gen for Galaxy』チップ、かつてない処理速度に」「『Galaxy Book』に『Ultra』モデルが登場!」といった見出しが並ぶのが想像できる。
それらに加えて、サムスンの幹部陣がサンフランシスコでのイベントで、全く、あるいはほんの数秒しか披露しなかった、あまり派手ではない機能もある。
本記事では、それらの機能を紹介する。
おそらく、多くの人がそれらの機能を見逃しており、なぜもっと早く気づかなかったのか不思議に思うはずだ。
筆者はこれまで、サムスンの音声アシスタント「Bixby」をあまり活用してこなかった。そういう人は、ほかにも大勢いるはずだ。しかし、「Galaxy S23」の最新機能によって、そうした状況が変わるかもしれない。Bixby Text Callは、Googleの「通話スクリーニング」と同様の機能で、サムスンの音声アシスタントを利用して、ユーザーの代わりに、かかってきた電話に応答してくれるというものだ。「電話をおつなぎすることができません」というメッセージの、カスタマイズ性が高くなったバージョンと考えるとよいだろう。
ユーザーは自分で電話に出る代わりに、テキストを入力して、Bixbyに応答させることができる。したがって、「不明な発信者」に問いただす場合であれ、何時間も待たされたせいで顧客担当者と話をする気力が残っていないという場合であれ、Bixby Text Callを使用すると、会話の煩わしさが軽減されるほか、ライブ文字起こし機能によって会話の理解も容易にできるはずだ。
Galaxy S23シリーズは、サムスンの製品として初めて、画像切り抜き、つまり被写体を切り抜く機能を搭載している。「iPhone」の「被写体を写真の背景から抜き出す」機能を使用したことのある人なら、これがどんな機能なのかピンとくるかもしれない。画像切り抜きを利用すると、被写体の画像を背景から切り抜いて、ほかのアプリにコピー&ペーストすることができる。
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