この機能で印象的なのは、その出来ではない(意図したとおりに切り出せないこともある)。しかし、被写体をタップ&ホールドするだけで、即座に透明のファイルに変換できるという点は魅力的だ。分割画面やポップアップビューを開いた状態で、切り抜いた画像をあるアプリから別のアプリにドラッグ&ドロップするだけでいい。あるいは、タップ&ホールドした画像から指を離すと、画像のコピー、共有、ギャラリーへの保存などのオプションが表示される。
サムスンのカメラアプリ「Expert Raw」は目新しいものではないが、Galaxy S23では、デフォルトの画像編集プラットフォームとして「Adobe Lightroom」を統合することで、画像編集がさらに進化している。この提携のおかげで、色味や被写体の編集ツールというAdobeの強力な各種機能を、サムスンのカメラアプリから直で利用できるようになった。
スマートフォンカメラの機能が拡充され続ける中で、専用のコンピューターやノートPCを使わなくても、写真好きなユーザーがより多くの方法で写真を編集できるようになる。これはかなり大きい。
より高度な機能を利用する場合はAdobeのサブスクリプションに加入しなければならないが、トリミング、現在のカラープロファイルの適用、光とディテールの調整といった標準的なツールであれば無料で使用できる。また、サムスンユーザーは、「Adobe Lightroom Premium」の2カ月間の無料トライアルも利用できる。
私たちがスマートフォンの指紋センサーの性能について考えることは、あまりない。ベッドから起き上がるのに必要な労力について考えることがないのと同じだ。しかし、Galaxy S23シリーズでは、Qualcommの「3D Sonic Sensor Gen 2」によって、2022年に発売されたシリーズの生体認証技術が著しく改善されている。非常に素晴らしいので、最後に紹介することにした。
高速化に加えて、指紋を検知するセンサー領域も大幅に拡大されている。センサーが大きいので、指先の位置が指紋の画像の中心からずれていても、確実に検出してくれる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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