ソニーグループは2月2日、4月1日付けで社長を交代する人事を発表した。副社長兼CFOの十時裕樹氏が社長兼最高執行責任者(COO)に昇格し、代表執行役会長兼社長CEOの吉田憲一郎氏は代表権を持つ会長になり、最高経営責任者(CEO)は継続する。
十時氏は、1987年にソニー(現ソニーグループ)に入社。2005年にソニーコミュニケーションネットワーク(2006年にソネットエンタテインメントへ社名変更)の取締役兼執行役員専務、2012年にソネットエンタテインメントの代表取締役執行役員専務などを経て、2013年にソニー 業務執行役員SVP事業戦略、コーポレートディベロップメント、トランスフォーメーション担当に就任。2021年からはソニーグループ 取締役代表執行役副社長兼CFOを務めている。
吉田氏は十時氏の社長昇格にあたり「ソニーは『クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす』というPurpose(存在意義)のもと多様な事業を営んでいます。グループとしての価値創造に向けてキャピタルアロケーション、事業間連携および事業ポートフォリオマネジメントを着実に実行するために、取締役会とも議論の上、十時の社長昇格とCOO就任を決定しました」とコメント。
十時氏は「ソニーグループの社長COOを新たに拝命するにあたり、吉田および取締役会からの信頼に感謝するとともに、大きな責任を感じています。事業環境や技術が大きく変化する中でも、顧客に選ばれ、社員を元気にし、優秀な人材を集め、企業価値を高め、そして、社会に還元する、そうしたポジティブスパイラルを、吉田、ソニーグループの経営陣、そして世界中の社員とともに生み出していきたいと考えています」としている。
ソニーグループの社長交代は2018年以来となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス