産直通販サイトの「食べチョク」、地方銀行系の出資企業が12社に--地方連携を強化

 産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは1月25日、シリーズCエクステンションラウンドとして、約7億円の第三者割当増資を実施したと発表した。これにより、シリーズCラウンドでの累計調達額は約20億円となる。

 
 

 今回の引き受け先として、高知銀行グループのオーシャンリース、第四北越フィナンシャルグループ傘下の第四北越キャピタルパートナーズなど、地方銀行系ベンチャーキャピタル計6社が参加している。

 
 

 同社は、地域連携を強化することを目的に、2022年6月に地方銀行系ベンチャーキャピタル6社を含む14社から13億円を調達。

 調達後、ベンチャーキャピタルからの紹介により、岐阜県飛騨市との連携による生産者向けセミナーや、大手企業との相互送客・販売促進の取り組みを実施している。

 今回と前回の資金調達で、地方銀行系の出資企業が12社に広がっており、全国に地方銀行とのネットワークを作ることで、地方で活躍する生産者のサポートを強化するとしている。

 また、「食べチョク」では、全国の自治体と70件以上の連携を行っており、地方連携を強化することで、全国の生産者との強固な基盤構築。加えて、インターネットに不慣れな生産者でも出品できる状態を目指す。

 
 

 今回調達した資金についてはこのほか、安定して継続的に利用できるサービスとするため、エンジニアやデザイナー、人事などのエグゼクティブ人材の採用を強化に活用。

 さらに、企業との連携による事業の拡大や、マーケティング強化に活用し、ユーザー数の拡大を目指すとしている。

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