産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは8月11日、8月の大雨により、東北地方を中心に生産者に甚大な被害があったことから、被災した生産者向けの支援プログラムを開始した。
同社によると、はなわりんご園(青森県 北津軽郡板柳町)では、りんご園の近くを流れる川が大氾濫を起こし、1.5ヘクタールほどの園地がすベて水没。収穫できるりんごが全滅しており、りんごの売上だけで2500万円、設備込みで3000万円ほどの被害があったという。
荒谷農園(青森県 つがる市)では、りんご園全体の9割9分が水没。今年の販売分についても出荷できなくなっている。りんご男クリエイト農園(青森県 南津軽郡藤崎町)でも、園地の40〜50%が水没。りんごが収穫できない状況にある。
そこで、商品をすぐに販売できない生産者向けの「応援チケット販売」と、被災した生産者の対象商品に対して「1購入あたり300円を生産者に寄付」という2つの被災した生産者向けプログラムを用意した。
また、大雨の影響を受けた生産者の商品と応援チケットを特集したページを新設。加えて、SNSやプレスリリースによるリアルタイムな情報発信(#農家漁師からのSOS)、予約商品などの出品サポート、新規登録の審査体制強化などを実施する。
応援チケットの販売では、被災した生産者の中で販売する商品がない人を優先し、1口500円の応援チケットを販売。応援チケットは、特集ページや各生産者ページから購入可能。なお、手数料は無料で、全額が生産者へと支払われるという。
生産者への寄付では、被災した生産者の商品を対象に1購入につき300円を同社が寄付するものとなる。なお、商品ページ内の「※運営からのお知らせ※」に「300円寄付対象商品」と記載のあるものが対象。
さらに、食べチョクに登録を希望する被災した生産者向けに、優先的に審査対応を実施。これにより、最短1日で出品が可能になるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」