「iOS 16.3」公開、物理セキュリティキー対応や緊急通報の操作改善など

Zachary McAuliffe (CNET News) 翻訳校正: 編集部2023年01月24日 12時22分

 Appleが「iOS 16.3」を公開した。今回のアップデートにはいくつかの新機能、バグ修正、黒人歴史月間を記念した「iPhone」用の壁紙が含まれる。

iOS 16のロゴ
提供:Rafael Henrique/Getty Image

 以下では、iOS 16.3で導入された主な変更点を紹介する。

第2世代の「HomePod」に対応

 iOS 16.3は、2月3日に299ドルで発売予定の第2世代HomePodに対応している(日本では税込4万4800円)。Appleは先週、この新型HomePodを発表したばかりだ。

黒人歴史月間を記念したUnityの壁紙

 今回のアップデートでは、AppleのBlack Unityコレクションの一環として、iPhone用の新しい壁紙が追加された。黒人歴史月間を記念するこのコレクションは、「Apple Watch」用の特別仕様バンドである「Black Unityスポーツループ」、Apple Watch用のユニティモザイク文字盤、iPhone用の新しい壁紙の3つで構成される。

黒人歴史月間を記念した壁紙
提供:Screenshot by Zach McAuliffe/CNET

緊急SOS機能を使用する際の操作の変更

 緊急SOSは衛星通信を使って緊急通報する機能で、2022年9月に開催されたAppleのイベントで発表された。iOS 16.3では、意図しない緊急通報を防ぐために、通話を開始する際の操作が、サイドボタンと音量ボタンを長押ししてから放す操作に変更された。

「Apple ID」で物理的なセキュリティキーが利用可能に

 Apple IDの2要素認証で、サードパーティ製の物理的なセキュリティキーを利用できるようになった。

セキュリティキーの設定画面
提供:Screenshot by Zach McAuliffe/CNET

 セキュリティキーは、自宅の鍵のようなものだ。パスワードを使うことも依然として可能だが、物理的なセキュリティキーによってセキュリティのレイヤーを増やせば、フィッシング詐欺やハッキングに対する保護はより強力になる。

 Appleのセキュリティキー機能は、FIDOアライアンスの認証を受けたセキュリティキーでしか利用できない。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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