科学者たちは、これまで不可能だと思われていたことを成し遂げてみせた。地球から約90億光年離れた銀河から、特殊な電波信号を捕捉することに成功したのだ。英学術誌「王立天文学会月報」に現地時間1月23日付で掲載された論文の中で発表された。
これほど遠く離れた場所からこの種の電波信号を捕えたのは今回が初めてだ。この信号は、21cm線と呼ばれる波長に関連している。
カナダのマギル大学物理学科博士課程を修了した宇宙論研究者で、21cm線の検出に関する今回の研究論文を共同で執筆したArnab Chakraborty氏は発表の中で、「これは88億年の時間をさかのぼることに等しい」と述べている。
21cm線とは水素原子のエネルギー状態の変化によって放射される電波のことで、その波長が約21.106cmであることからこの名が付いた。実際、1951年に初めて検出された当時は、文字通り「水素線」と呼ばれていた。
天文学者は基本的に電波望遠鏡を空に向け、21cm線の波長信号を大量に捕捉して、それがどこから発せられているかを突き止めようとする。
「銀河はさまざまな電波を発している。これまで、この特殊な信号は近くの銀河からしか捕捉できず、われわれの知識は地球に近い銀河に限られていた」(Chakraborty氏)
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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