日本電気(NEC)は、リモートとオフィスで業務を併用するハイブリッドワークにて、柔軟な働き方を支援するビジネス・教育向けPC「VersaPro」と「Mate」シリーズの17タイプ54モデルの販売を1月17日より開始した。
一例として、新商品のモバイルノートPC「VersaPro UltraLite」シリーズでは、新たなスタンダードモデルとして13.3型液晶、インテル第12世代CPU(インテル Core i5-1235Uプロセッサー(最大4.40GHz))を搭載しながら重量約993gの「タイプVN」(VKT44/N:リチウムイオンバッテリ(M)を選択した場合)を商品化。
狭額縁の13.3型フルHD液晶と格納型有線LANポートやSDカードスロット、HDMIなどの各種インターフェースを搭載。画面を開くとキーボード奥が持ち上がるリフトアップヒンジやプライバシーシャッター、180度開閉など使い勝手の良い機構を装備する。希望小売価格は、33万9000円(税別)〜(出荷開始時期:1月26日)。
また、14型液晶搭載で軽さ約822gのフラッグシップモデル「VersaPro UltraLite タイプVG」(VKT44/G、VKV47/G:リチウムイオンバッテリ(L)を選択した場合)の新モデルでは、CPUにインテル Core i7-1255Uプロセッサー(最大4.70GHz)または、インテル Core i5-1235Uプロセッサー(最大4.40GHz)が選べるほか、メモリやセキュリティ機能が強化されている。希望小売価格は、39万3000円(税別)〜(出荷開始時期:2月16日)。
これら「タイプVN」および、「タイプVG」では、新たに「インテル vPro Essentials」に標準対応するとともに、Wi-Fi 6E(6GHz:Windows 11モデルのみ対応)、BIOS自己回復機能やMicrosoftが提唱する「Secured-core PC」にも対応することで基本性能とセキュリティを強化している。
さらに、ウェブミーティングへの支援として、従来のミーティング機能(ヤマハ製AudioEngine)に周囲の音をカットして自身の声をよりクリアに伝える「ビームフォーミング機能」を追加。発話者の集音範囲をマイク前後のみに絞り、従来のノイズサプレッサー機能やタイピング音抑制機能と同時に動作させることで、よりクリアな音声でコミュニケーションができる。
また、15.6型液晶搭載のA4ノートPC「VersaPro タイプVW」では、マルチタスクの作業に効果を発揮するAMD製の「AMD Ryzen5 7530U」を新たに採用し、基本性能を向上。2022年2月、10月に発表した旧モデルと比べてバッテリ駆動時間が7.5時間から14.7時間へと大幅にアップした。さらに、プライバシーシャッターや180度開閉機構、メモリ交換を容易にする機構を装備し、キーボードでも一部キー配列を変更している。
加えて、ファンクション(Fn)キーと同時に押下することで音量や画面の明るさなどを調整できる「機能キー」をサウンドやディスプレイといった用途や利用シーンごとにまとめて配置。たとえば、ウェブミーティングの際にはマイクのON/OFFやミーティング機能の設定変更を「機能キー」の押下で手軽に実行できる。希望小売価格は、27万4500円(税別)〜(出荷開始時期:3月16日)。
昨今、在宅やサテライトオフィスで働くリモートワークと、出社して働くオフィスワークを併用したハイブリットワークが進展する中、モバイル用途のPCには持ち運びやすさに加えて、大画面による高い視認性と操作性の両立、ウェブミーティングへのよりスムーズな対応など、働く場所に関わらず生産性を維持する機能も求められているという。
そこで同社では、新商品によりハイブリッドワークにおけるコミュニケーションの活性化や業務効率化、生産性向上を支援していくとしている。
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