エネルギー関連の非営利団体Rocky Mountain Institute(RMI)は、仮想発電所(Virtual Power Plant:VPP)の推進や商業化を支援するための団体「Virtual Power Plant Partnership (VP3)」を結成した。創設メンバー企業として、Google NestやGeneral Motors(GM)、Ford Motorなどが参加している。
VPPとは、家庭や企業のスマートな電力管理システム、電気自動車(EV)、大規模な蓄電施設、太陽光などの各種発電所を連携させ、仮想的な発電所のように利用する考え方。効率的に運用できれば、全体として省電力につながり、二酸化炭素(CO2)の排出量を減らせるという。さらに、売電による収益確保も見込める。
GMは事業部門「GM Energy」を通じ、EVから家庭などへ給電するVehicle to Home(V2H)や、EVから電力網へ売電するVehicle to Grid(V2G)のサービス化を計画中。そのため、VP3創設を主導した。
VP3は、VPP分野の研究開発、業界標準策定、計画立案、啓発活動などに取り組む。創設メンバー企業は、Ford、GM、Google Nest、OhmConnect、Olivine、SPAN、SunPower、Sunrun、SwitchDin、Virtual Peakerの10社。
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