Unistellarが米国時間1月3日、「CES 2023」で披露するスマートデジタル天体望遠鏡の新モデルを発表した。「eQuinox 2」という名のこの望遠鏡は2499ユーロ(日本での販売価格は36万9800円)で、2月に出荷が開始される。イメージセンサーとソフトウェアのアップデートにより、星、銀河、星雲などの天体を、これまでのモデルよりも優れた画質で撮影できるという。
フランスに本拠を置くUnistellarの望遠鏡は、ユーザーがスマートフォンやタブレットのアプリで選択した天体の方角を自動で割り出し、その天体の方向に望遠鏡の向きを合わせるため、天体観測にまつわる面倒な作業のかなりの部分が不要になる。eQuinox 2はさらに、これと同じ技術を利用して夜空を動く被写体の天体を自動で追跡する。
第1世代の「eQuinox」と比べ、新モデルはセンサーの解像度が4.9メガピクセルから6.2メガピクセルに増えたほか、惑星の写真の画質が向上し、視野も拡大したと、Unistellarの最高科学責任者でSETI Institute所属の太陽系外惑星天文学者でもあるFranck Marchis氏は述べている。
「月や太陽を完全に視野に収められるため、これらの天体を観測したい人にとってはこの機能は重要だ」と、Marchis氏は語った。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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