銀河はどれも、一風変わったものも含めて良いものだ。しかし、渦巻銀河には筆者の心を喜びで満たす何かがある。それは、渦を巻く対称性のせいかもしれない。われわれの住む銀河系(天の川銀河)が渦巻型だからかもしれない。ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した渦巻銀河「NGC 1961」の新たな画像は、筆者にあらゆる感情を呼び起こさせる。
この美しい渦巻は、地球から1億8千万光年も離れたキリン座にある。
米航空宇宙局(NASA)は米国時間9月14日、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したこの画像を公開した。「明るい輝きを放つ若い星々が青くきらめく星団を形づくり、銀河の光り輝く中心部から塵状に渦を巻いて広がる腕に絡みつくように点在している」と、詩的な表現を交えて説明している。
渦巻銀河にはさまざまな種類がある。NASAはNGC 1961を「中間渦巻銀河」に分類している。中間渦巻銀河は、中心部にはっきりと棒状に星が集まっている渦巻銀河と、そうした棒状の部分がない渦巻銀河の中間のどちらとも言えない形状をしている。
NGC 1961は、銀河の中心部で特に明るく輝く天体「活動銀河核」(AGN)を持つ銀河でもある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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