テクノロジー業界の分析を手がける調査会社Canalysによると、2022年第3四半期の西欧におけるPC出荷台数は、前年同期比22%減の1280万台だったという。
ノートPC、デスクトップPC、ワークステーションのいずれも出荷台数が減少したが、ノートPCは、前年同期比25%減の1040万台で減少幅が最も大きかった。これは、新型コロナのパンデミック後に消費者や教育分野の支出が冷え込んだことに続き、企業の支出も減少したためだ。
PC市場で希望が持てるのはデスクトップPCで、購買意欲を保っている大企業のおかげで6%の減少にとどまった。
Canalysによると、同四半期にはタブレットの出荷台数も前年同期比13%減少し、600万台になったという。
前年同期比で出荷台数が増加したPCメーカーは、上位5社のうち3位のAppleのみで、190万台から230万台に増加している。同社は6月に、Appleシリコン「M2」を搭載した新型「MacBook Air」の出荷を開始した。
首位のLenovoの出荷台数は24.1%減の310万台で、2位のHPの出荷台数は36.9%減の270万台だった。4位のDellは18.9%減の190万台、ASUSは24.4%減の90万台だった。
タブレット販売数ではAppleの「iPad」が首位に立ち、280万台を出荷して47%のシェアを占めた。その後を追うサムスンは、出荷台数が120万台で、シェアは20.4%。Lenovoは70万台で11.9%、Amazonは40万台を出荷した「Fire」タブレットに支えられて7.4%のシェアを獲得した。華為技術(ファーウェイ)は20万台、2.7%だった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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