電気自動車(EV)用バッテリーの再生事業を手がけるRedwood Materialsは、サウスカロライナ州チャールストンの近郊に新たな再生工場を建設すると発表した。
Redwood Materialsは、EV用のバッテリーを回収して素材に分け、再生してEV用バッテリーとして使えるようにすることで、循環型のサプライチェーン構築を目指している。環境負荷の低減と、EVのコスト削減が目的という。リチウムイオンバッテリーとニッケル水素バッテリーの再生に対応する。
米CNETの報道によると、Redwood Materialsは、Teslaで最高技術責任者(CTO)を務めたJ.B. Straubel氏が2017年に設立した企業。すでに、Ford MotorおよびVolvo Carsのほか、トヨタ自動車の米国法人Toyota Motor North America(TMNA)やVolkswagen(VW)の米国法人Volkswagen Group of America(VWGoA)とも提携している。
サウスカロライナ州の新工場は、米国東部のミシガン州からジョージア州にかけての、EV用バッテリー関連工場の多い「バッテリーベルト」と呼ばれる地域に位置する。面積は600エーカー(約2.4平方km)以上あり、投資額は35億ドル(4753億円)。
2023年第1四半期に着工し、2023年中に操業を開始する計画。
新工場の紹介ビデオ(出典:Redwood Materials/YouTube)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」