アップル、ボーカル音量を調節できるカラオケ機能「Apple Music Sing」を発表

 アップルは12月7日、ボーカルの音量を調節し、音節ごとにタイムリーに正確に表示される歌詞に合わせて一緒に歌える新機能、「Apple Music Sing」を発表した。

 12月後半に世界中のApple Musicのサブスクリプションの登録者向けに提供し、iPhone、iPad、最新のApple TV 4Kで楽しめるという。

好きな曲に合わせて歌える「Apple Music Sing」
好きな曲に合わせて歌える「Apple Music Sing」

 Apple Music Singは、リードボーカルを歌ったり、デュエットを歌ったり、バックボーカルを歌ったりできるように複数の歌詞を表示できる機能。具体的には、下記の4つがある。

(1)ボーカルの音量調節:楽曲のボーカルの音量を調節できる。Apple Musicで配信されている数百万曲について、元々のアーティストのボーカルと一緒に歌うか、リードボーカルを歌うか、あるいは両方を歌うかを決められる。

(2)音節ごとにタイムリーに正確に表示される歌詞:好きな曲に合わせて、より正確なタイミングで歌える。画面では、ボーカルのリズムに合わせて言葉が踊っているかのように、歌われている部分が正確にハイライトされる。

(3)バックボーカル:同時に歌われるボーカルラインを、メインボーカルとは別にアニメーション表示させることで、ユーザーがたどりやすいように工夫。

(4)デュエット表示:画面の両側に複数のボーカルが表示され、デュエット曲や複数のシンガーによる楽曲に合わせて歌いやすくなる。

 Apple Musicは、世界中の人々が歌いたくなるような名曲、デュエット曲、コーラス、アンセムを集めた50以上のプレイリストを、Apple Music Singの体験に完全に最適化した形で提供する予定。

ボーカルの音量を調節したり、歌詞を音節ごとにタイムリーに正確に表示したりできる
ボーカルの音量を調節したり、歌詞を音節ごとにタイムリーに正確に表示したりできる

 世界中の最も歌いやすい数千万の楽曲がそろうほか、今後も楽曲数は増えるという。自宅でも、外出先でも、一人でも、友だちとでも、いつでもどこでも、誰でも楽しく簡単に歌えるとしている。

 AppleのApple MusicおよびBeats担当バイスプレジデント、オリバー・シュッサー氏は、「Apple Musicの歌詞表示は常に、私たちのサービスにおいて最も人気のある機能の一つ。私たちは、世界中のユーザーが好きな曲に合わせて歌うことが大好きなことを知っていた。そこで、このサービスをさらに進化させ、歌うことを通じて音楽にさらに親しんでもらいたいと考えた」とコメントしている。

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