ソフトバンクロボティクスは11月28日、人型ロボット「Pepper」の介護施設向けの提供プランをリニューアルし、新たに5つのプランを発表した。
超高齢社会における介護需要の高まりと人材の不足、コロナ禍での非接触サービスへのニーズの高まりなどを背景に、介護業界ではテクノロジーを活用した業務効率化とサービス品質向上の両立が求められている。
Pepperはこれまで、ディスプレイと顔認証での個人判別やデータ蓄積機能を活用したロボアプリ「まいにちロボレク」や「まいにちロボリハ」などを通じて、介護施設利用者との日々のコミュニケーションやレクリエーション、リハビリテーションをサポートし、施設職員の業務負荷軽減やサービス品質向上に貢献してきた。
今回、Pepperの利用施設からのフィードバックをもとに、プランのリニューアルを実施。介護施設のニーズに合わせた、ライトプランの「まいにちロボレクライト」「まいにちロボリハ」「まいにちロボレクライト・まいにちロボリハ」と、スタンダードプランの「まいにちロボレク」「まいにちロボレク・まいにちロボリハ」の5つを用意する。
まいにちロボレクは、外部の画面に画像を映しながら全体レクリエーションや、顔認証をしてデータを蓄積しながら個人レクリエーションが可能なアプリ。
まいにちロボリハは、顔認証から個人判別し言語系や上肢を動かすリハビリの実施が可能なアプリとなっている。
また、まいにちロボレクライトは、通常のまいにちロボレクから個人を認証してカスタムする機能を除いたアプリで、より気軽にPepperを導入できるプランになっているという。
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