Twitterの最高経営責任者(CEO)であるElon Musk氏は米国時間11月25日、新たな認証バッジを12月2日に導入するとツイートした。企業には金色、政府機関には灰色、個人には「著名人か否かを問わず」青色の認証バッジを付与する。個人でも所属組織が認めれば、その組織に属することを示す小さなロゴを添えられると、同氏はその後のツイートで説明した。
Musk氏はTwitterを買収してから、認証バッジの仕組みに変更を加えてきた。まず、月額8ドル(約1100円)のサブスクリプション「Twitter Blue」に手を付けてみたが、認証済みの個人と有料アカウントの区別がしづらくなり、大勢の人が著名人や企業になりすまして混乱を招く事態につながった。Twitterはその後、政府や報道機関、ビジネスパートナー、「一部の著名人」の「公式」アカウント用に、灰色のチェックマークを追加したが、その後すぐに削除した。
新しい3色のバッジは、なりすましを減らす一方で、サブスクリプション収入を維持する狙いがあるようだ。
Musk氏はまた、「認証済みアカウントはすべて、手作業による認証を受けてからチェックが有効になる」としている。ただし、その作業をすべてTwitterが行うのか、またユーザーが自分のIDの認証に関与するのかは不明だ。Twitterにコメントを求めたが、回答は得られていない。Musk氏は今週、より詳しい説明を公開するとしている。
Musk氏は25日、AppleとGoogleが各アプリストアからTwitterを排除したら独自のスマートフォンを開発するかという質問に対して、「そうならないよう願っているのは確かだが、他の選択肢がなければ、代わりのスマートフォンを開発する」とツイートした。
Musk氏はそれ以上の詳細を明らかにしなかったが、スマートフォンだけでなく、Appleの「App Store」や「Google Play」の利用を回避する競合モバイルプラットフォームも開発するとなれば、ハードウェアもソフトウェアも独自に開発する必要があり、非常に困難だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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