Metaは米国時間11月22日、「Facebook」で対処したスパムコンテンツの数が、第2四半期の7億3400万件から第3四半期には14億件と、2倍近くに増加したことを明らかにした。
Metaによれば、この大幅な増加は、8月にスパム攻撃が急増したことが原因だという。今回のデータは、コミュニティー規定の適用状況をまとめた四半期レポートの一環としてMetaが公開したものだ。同規定には、Facebookへの掲載を許可されるコンテンツと許可されないコンテンツに関する規則が定められている。
Metaはこのレポートで、8月に発生したスパム攻撃の具体的な内容を明かしておらず、同社の広報担当者からもこのレポートに関する問い合わせへの回答は今のところない。Metaはスパムを、「欺くことを意図したコンテンツや利用者を誤解させて視聴者数を増やそうとするコンテンツ」と広く定義しており、自社のプラットフォームでこのようなスパムの投稿を禁じている。
Facebookでは8月下旬、著名人のページに投稿されたスパムコンテンツがフィードに大量に表示されるという苦情がユーザーから寄せられる一件があった。Metaはこの問題について、Facebookで実施した「設定の変更」が原因であり、すでに解決したと説明している。この件が、今回発表されたスパムデータに含まれているかどうかは不明だ。
さらにMetaは、ヘイトスピーチやいじめ、嫌がらせ、暴力の煽動に対するルールの適用にあたってミスを減らす取り組みを続けているとした。攻撃的に見える言葉が、友人間のやり取りの中でジョークとして使われていることをより適切に判断できるようになることを目指すという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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