Metaは米国時間10月19日、「人工知能(AI)を利用した非文字言語向けの初の翻訳システム」とうたう技術を公式ブログで発表した。
このシステムは、中国南東部や台湾などで話されている口頭言語、福建語の翻訳に成功している。このシステムは、MetaのAIプロジェクト「Universal Speech Translator(UST)」の一環で開発された。
「この翻訳システムは、Meta AIのUSTプロジェクトにおける最初のマイルストーンだ。このプロジェクトは、すべての言語でリアルタイムの音声から音声への翻訳を提供するAIシステムの開発に注力している。たとえ、それがほぼ口頭言語だったとしても」とMetaはコメントした。
Metaによると、AIを利用した言語翻訳に向けた従来の取り組みは、ほとんどが書き言葉を中心としていたという。しかし、同社の目標の1つは、公式の文字体型を持たないより多くの言語を翻訳することだ。同社によれば、世界で使用されている言語は7000以上あるが、「40%以上は口頭が主で、福建語と同じく、標準的または周知されている書記体系を持っていない」という。
Facebookに投稿した動画での発表で、同社の最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏は、この新しいAIシステムをオープンソース化し、人々がこれを使ってより多くの言語を翻訳できるようにすると述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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