ゼンデュア・ジャパンは11月21日、家庭用大容量ポータブル(可搬型)蓄電池「SuperBase V(スーパーベース ブイ)」(SBV)を、2023年春以降に販売代理店を通して販売すると発表した。
SVBは、蓄電池に「半固体電池」を採用。半固体電池は、銃で撃っても発火、爆発しないと言われる安全、頑丈、高密度を特徴とし、衝撃に強く、液漏れなどの心配もないという。さらに、リン酸鉄リチウム電池と比較し、42%以上のエネルギー貯蓄量を可能としている。
1台で6.4kWhという大容量で、ケーブルをつないで拡張すれば、容量を増やせる。ベースユニット2台とサテライトバッテリー8台で、最大64kWhの容量となり、一般家庭で1週間以上使用できる電力量に相当する。電動アシスト付き車輪を搭載し、大容量ながら、ハンドルを引くだけで楽に移動することができる。
家庭の分電盤とホームパネルオプションを接続することで、家全体の電力をSBVから供給することが可能。停電時には、瞬時に自動で給電が切り替わるため、電力需給ひっ迫時にも、安定した電力供給が可能だ。
ソーラーパネルからの超高速充電に加え、電力の安い時間に蓄電して、高い時間に給電する自動切替で、節電も期待できる。スマートフォンアプリで設定・管理が可能で、Google、Amazonなどのスマート音声認識機能を利用した、家電のコントロールも可能としている。
なお、ゼンデュア・ジャパンによると、SBVの電力ソリューションは、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で先行販売し、ハードウェア部門で歴代トップ3を記録したという。
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