ゼンデュア・ジャパンは7月21日、ポータブル電源「SuperBase Proシリーズ」を発表した。ホットプレートやドライヤーなどの家電も動かせる大容量高性能モデルになる。公式オンラインストアでの先行販売開始は7月22日。
発表されたのは、大容量タイプの「SuperBase Pro 2000/1500」(直販価格:28万9000円/24万9000円)と、コンパクト中容量電源のSuperBase 1000M/600M」(同:13万9000円/9万9000円)の全4モデルになる。
SuperBase Proは、キャスターとハンドルが付き、持ち運びやすい形状を採用した大容量モデル。SuperBase Pro 2000は大容量の2096Whかつ定格2000W出力、SuperBase Pro 1500は1440Whかつ2000Wの出力が可能だ。
AC6ポートのほか、USB-C(100W)出力ポートを含めた合計14ポート出力を用意。本体には4Gモバイル回線を組み込み、専用アプリから現在の状態をリアルタイムで確認することが可能。GPSも内蔵し位置の把握もできる。
SuperBase Pro 2000は三元系リチウムで繰り返し充電は約1500回、SuperBase Pro 1500はリン酸鉄リチウムを採用し、繰り返し充電は約3000回になるため、高容量かライフサイクルかニーズによって選べる。
本体には、AmpUpモードも備え、最大出力2000Wを超えた、通常3000Wまで必要とする機器への電力供給も実現。これは電圧電流を調整して、2000Wまでに制限することで機器を動かすモードで、ドライヤーであれば風力が落ちるなどの現象が生じるほか、動かせない機器もあるとしている。
停電時は、家庭用無停電電源装置(UPS)としての使用も可能。停電になった場合は、自動的にバッテリ電源に切り替わる。重量は21.2(SuperBase Pro 1500は18.8kg)kg。
SuperBaseは、重量8.3Kg(SuperBase 600Mは6.4kg)と軽量でサイズも小さいことが特徴。筐体にアルミを使用することで放熱ができ、ファンレスにすることでコンパクトサイズを実現した。背面に大型LEDを搭載し、懐中電灯としても利用が可能。SuperBase 1000Mをフル充電すれば、内蔵ランプを最大1週間点灯できるとしている。
ファンレスのため駆動も静かで、鉛筆の筆記音よりも静かな30デシベルを実現。防塵性が高く、ホコリなどを吸い込まないので、アウトドアでの使用に最適だ。
ゼンデュア・ジャパンは、米国シリコンバレーに拠点を持つ充電機器メーカーZENDUREの日本法人。モバイルバッテリーは世界100カ国以上の国で販売されており、ポータブル電源は2020年から販売中だ。
「ポータブル電源は需要が拡大している分野。日本でも災害時などに役立つとして、とても注目されているジャンル。私たちは電力関連の企業としての知見と技術をもっている。それに加えてお客様の声を聞くことで大きな価値を提供していけると考えている」(ゼンデュア・ジャパン カントリーマネージャーの小原祐樹氏)とコメントした。
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