オルビス、アプリを核に新たなCRM戦略を加速へ--個々に合ったスキンケアを提案

 オルビスは11月21日、無料スマートフォンアプリ「ORBISアプリ」をリニューアルし、スキンケア方法を提案する「肌カ.ル.テ」(iOS/Android)の提供を開始したと発表した。


 今回のリニューアルでは、主要画面のユーザーインターフェースなどを見直し、パーソナル分析、ショッピング、美容に関する記事などへのアクセス性を改善しているという。

 同社は、1987年に創業。スキンケアを中心に展開しており、リブランディングを開始した2018年6月より、ECや店舗のポイント機能に加え、手軽に読める美容に関する記事コンテンツなどを配信する「ORBISアプリ」の提供を開始。


 ORBISアプリでは、AI解析による分析コンテンツを拡充し、アプリを核にCX戦略を加速させ、新たな顧客体験価値を創出している。

 より一層のCRMの進化を目指していくなかで、店舗のビューティーアドバイザーの接客経験や口コミより「自分の肌を理解して、肌悩みに合ったお手入れをすることが難しい」「継続できない」「悩みが解決できない」という利用者の課題を認識。個別の肌悩みに寄り添う連続的・継続的なコミュニケーションの実現を目指し、肌カ.ル.テを開始した。


 同サービスは、商品の購買の有無に関わらず、利用者の悩みに寄り添い、自分で「できる」ところまで伴走する、美容伴走型のコミュニケーションプログラム。AIによる肌の分析結果や質問への回答をもとに、肌の状態に対して必要なケア情報や商品を提案するという。


 具体的には、スキンケアやメイクのこだわりについての全8質問への回答に加え、カウンセリング全15問により肌状態、悩み、使用アイテム、ライフスタイルを確認。さらに、スマートフォンで撮影した顔写真により、AIが肌状態を分析。同社が培ってきた美容理論に基づいた、「ベース肌状態」および、「肌悩み」の2つの美容チャートにおいて、どちらも5段階評価で瞬時に肌状態をチェックできる。


 加えて、分析結果に基づいたケア方法を「肌悩み改善プログラム」として提案。11コースが用意されているが、悩みの深さや改善内容に合わせてさらに3つに分かれ、全33種類から選択可能。

 選択したコースにあわせて、ケア方法とアドバイスを案内し、コースに適した専用の商品も用意。購入者に対しては、より具体的なアドバイスを行うという。

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