ゲーム配信プラットフォーム「Mirrativ(ミラティブ)」を運営するミラティブは11月16日、MIXI、丸井グループ、KDDI Open Innovation Fund 3号、バンダイナムコエンターテインメント、セガの5社を新たな引受先とした第三者割当増資を実施したことを発表。商工組合中央金庫、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行からの融資を含めて、合計34億円を資金調達した。今回の調達で、同社の累計調達額は約97億円になったという。
Mirrativは、スマホ画面共有型ゲーム配信プラットフォームとして展開。スマホ1台で誰でも簡単にゲーム配信ができる手軽さが好評を博し、430万人以上の配信者を有するという。あわせて、アクティブなユーザーに占める配信者の比率が約30%と、ユーザー同士がお互いの配信を行き来する双方向性の高いコミュニティが形成されているとしている。
また、ゲームとゲーム実況を融合させたゲーム体験である「ライブゲーミング」は、現時点でリリースまで1500~4000万円程度と低開発費でありながら、ユーザーや配信者同士のギフトの贈りあいを活性化させる構造であるため、ソーシャルゲームに劣らない平均課金額を期待できる市場としており、MIXIをはじめとする多くのゲーム関連企業が既にライブゲーミング市場に参画している。
調達した資金は、ライブゲーミングへの投資を強化するとともに、マーケティング施策にも注力、採用も強化するという。あわせて、ゲーム体験やIPとライブゲーミングの融合のさらなる推進、オフラインを含めたコミュニティを盛り上げ、クリエイターエコノミーを支援していくとしている。
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