Amazonは米国時間11月15日、新たに立ち上げた「Amazon Clinic」を通じて、32州の患者にバーチャル医療を提供すると発表した。20種以上の一般的な疾病の治療を求める患者に、メッセージに基づくサービスを提供する。
受診希望者はまず、Amazon Clinicのサイトにアクセスし、自身の症状を選択し、受付フォームに入力する必要がある。Amazonは、米国当局の認可を受けた遠隔医療の臨床医と患者をつなぐ。このサービスには保険が適用されないが、医療貯蓄口座(HSA)と医療費支出口座(FSA)の適用が可能だ。医師とのセッションの料金が表示されるが、その金額は通常の医師の診察を受ける際の平均的な自己負担額と同程度だという。患者はその後、治療計画を受け取り、最大14日間、追加費用なしで臨床医によるフォローアップを受けられる。
対象となる症状や相談の例として、以下が挙げられている。にきび、避妊、冷え症、結膜炎、ふけ症、湿疹、勃起不全、まつ毛育毛、性器ヘルペス、胃食道逆流症、男性脱毛、乗り物酔い、赤ら顔、季節性アレルギー、副鼻腔炎、禁煙、尿路感染症、真菌感染症。
また、喘息、高コレステロール、甲状腺機能低下症、偏頭痛などについて処方箋の更新もできるという。
Amazonは、今後数カ月以内に他の州にも拡大したいとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス