Twitterは米国時間11月9日、公式アカウントに灰色のチェックマークを短時間だけ導入した。有料化が始まった青色のチェックマークとは異なるものだ。しかし、灰色のチェックマークは、導入後すぐにアカウントから消えてしまった。どうやら同社の最高経営責任者(CEO)に新たに就任したElon Musk氏が介入したようだ。
2つ目のチェックマークが消えたというテック系のインフルエンサーであるMarques Brownlee氏の投稿に続いて、「たった今廃止した」とMusk氏はツイートした。「青いチェックマークが、最高の平等化手段になる」(Musk氏)
I just killed it
— Elon Musk (@elonmusk) November 9, 2022
新しい認証チェックマークは、米CNETのTwitterアカウントにも9日早朝に表示されていたが、その後消えている。
同社が新しい認証システムを直ちに廃止したことは、Musk氏の指揮下で進められている一部の変更が、迅速ではあるが混乱していることを物語っている。TeslaとSpaceXも経営するMusk氏は、440億ドル(約6兆4000億円)での同社買収を、わずか2週間前の10月27日に完了したばかりだ。
これとは別に同氏は9日、「Twitterは今後数カ月にわたって多くの愚かなことを実施するだろう」とツイートし、迅速な変更がさらに行われる可能性を示唆した。「うまくいくものは残してそうでないものは変えていく」と語った同氏は、その後のTwitter上のライブ音声チャットで、「公式」というラベル付きの灰色のチェックマークは、「見た目が悪夢」で、「2つの階層を生み出す」新たな手段になってしまうと付け加えた。
廃止される前の8日、同社の製品管理責任者を務めるEsther Crawford氏は、灰色のチェックマークについて、政府、企業、主要報道機関、パブリッシャー、「ビジネスパートナー」、「一部の著名人」のアカウントのためのもので、お金を払えば手に入るものではないと説明していた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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