Appleは米国時間11月6日、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」の供給について、中国での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止の制限により「一時的な影響」を受けていることを認め、両製品が購入者に届くまでの待ち時間が長くなる見通しであると発表した。
中国は現地時間11月2日、同国中央部に位置する河南省の省都である鄭州市で規制を開始した。例年、Appleが最大の売上を記録する四半期の年末商戦シーズンが近づく中での動きだ。
Appleのサプライヤーである鴻海精密工業(Foxconn)は、約20万人の従業員を擁する生産拠点を鄭州市に構えている。同拠点はiPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxの生産を担う主要な組み立て施設だ。
同社はiPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの出荷台数が当初の予想を下回り、待ち時間は長くなる見込みであることを明らかにしたが、出荷がどの程度遅れるかは明かしていない。
「同施設は現在、大幅に生産能力を縮小して操業している」「COVID-19の流行期間中に行ってきたように、サプライチェーンの従業員の健康と安全を最優先にしている」(Apple)
「iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの需要は引き続き旺盛だ。しかし、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの出荷台数は当初の予想を下回る見込みで、新製品が顧客の手元に届くまでの待ち時間は長くなることが予想される」(Apple)
同社のウェブサイトでは、両機種の米国への出荷日が4〜5週間後になっている。6日には、両機種の出荷日が3~4週間後になっていたとMacRumorsが報じており、その日数が延びていることが分かる。iPhone 14は現在、在庫ありと記載されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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