筆者の懸念は、AppleがiPad Proの機能をどこまで広げるつもりなのかだ。この3年間、iPadの外観は変わっていないが、内部のチップはどんどん進化している。M1プロセッサー、フルキーボード、トラックパッド、そして今度は外部モニターにも対応するという。iPadはいずれMacのラインアップと融合するのだろうか。Appleはその可能性を否定し続けているが、もしそうなったらどうだろう。高額なiPad Proを買うべきか、それとも来たる新製品を待つべきか。
今回のiPad Proに関して、筆者が一番惜しいと感じたのは前面カメラが第10世代iPadと同じように搭載されなかったことだ。第10世代iPadでは、前面カメラの場所が本体の長辺の上部に移動したため、ようやくノートPCと同じ適切なカメラ位置で「Zoom」やビデオチャットに参加できるようになった。これは個人的にはかなりうれしい変更だ。前面カメラの位置が修正されない限り、iPad ProをZoomに使うことはないだろう。
もちろん、この点を問題に感じない人もいる。ノートPCの代用品ではなく、Apple Pencilが使える多機能なタブレットが欲しいという人や高度なグラフィック性能を求めているクリエイターなら、新型iPad Proは投資する価値がある。しかし、それ以外の人にはこの世代のiPad Proは見送り、Appleの次の企てをしばらく待つことを勧めたい。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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