懐疑的な投資家から数カ月にわたって批判されてきたIntelだが、米国時間10月27日に予想を上回る利益を発表したことから、同社の株価は時間外取引で上昇した。だが、困難な経済環境の中で通期の業績見通しを下方修正したため、状況は厳しい。
Intelが発表した第3四半期の純利益は、前年同期比85%減の10億ドル(1株当たり25セント)だった。株式報酬や事業構造改革費用などの項目を調整した後の利益は1株当たり59セントとなり、Yahooが調査したアナリスト予想の32セントを大幅に上回った。売上高は、予想の152億ドルに近い153億ドルだった。
最高経営責任者(CEO)のPat Gelsinger氏は、「経済状況の悪化」に言及した上で、それを受けてコスト削減を進めており、2023年に30億ドル、2025年までに年間80億〜100億ドルの支出を削減すると述べた。そこにはレイオフも含まれる、と同氏は決算に関する電話会見中に語った。
同社は、売上高の通期見通しを630億〜640億ドルに下方修正した。第2四半期の深刻な業績悪化を発表した8月からさらに20億〜40億ドルの引き下げだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス