ディー・エヌ・エー(DeNA)は10月26日、同日開催した取締役会において、Jリーグクラブ「SC相模原」を運営するスポーツクラブ相模原の発行済株式の74.2%を追加取得を決定したと発表。これによりDeNAが保有するスポーツクラブ相模原の株式は93.2%となり、スポーツクラブ相模原はDeNAの連結子会社となる予定という。
SC相模原は、2008年に元Jリーガーの望月重良氏(現:スポーツクラブ相模原 代表取締役会長)が神奈川県社会人リーグ3部のクラブとして創設。2013年にはアマチュアの全国リーグである日本フットボールリーグ(JFL)に昇格し、2014年にJリーグ参入を果たしたプロサッカークラブ。現在は相模原市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町をホームタウンとして活動している。DeNAは2021年4月1日からSC相模原への協賛を開始し、またスポーツクラブ相模原の株式19.0%を取得し経営参画をしている。
株式追加取得については、望月氏と協議を重ね、今後クラブがJ2、J1へと昇格しながら地域貢献を拡大していくためには、DeNAの経営関与をより高めていく必要があるとの考えに共に至ったことによるもの。その結果、望月氏及び望月氏が代表を務めるINTERNATIONAL SPORTS CLUBから、スポーツクラブ相模原の株式合計74.2%を新たに譲り受けることを決定したという。
株式追加取得は公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のチェアマンの承認を経て、11月2日に正式決定となる見込みであり、株式取得日は2023年2月1日を予定している。
連結子会社化に伴い、西谷義久氏(現:DeNA スポーツ事業本部 戦略部長 兼 スポーツクラブ相模原 取締役COO兼スポーツダイレクター)が代表取締役社長に、小西展臣氏(現:スポーツクラブ相模原 代表取締役社長)が取締役に、それぞれ就任予定。望月氏は取締役を退任するが、スポーツクラブ相模原の創業者兼フェローとして、経営陣へのアドバイスなど引き続きクラブを支援するという。またクラブ名は、連結子会社化後も「SC相模原」を継続して使用するとしている。
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