シャープ「AQUOS XLED」に新「EP1」シリーズ--従来比3倍以上の輝きへ

 シャープは10月25日、mini LED バックライトを搭載した4Kテレビ「AQUOS XLED」に、「EP1」シリーズを発表した。新素材を採用した「量子ドットリッチカラー」により、従来機に比べ3倍以上の輝き画質を再現する。

「AQUOS XLED EP1」シリーズ
「AQUOS XLED EP1」シリーズ
55V型以上の大画面で5インチ刻みのラインアップをそろえ、選びやすいようにしたという
55V型以上の大画面で5インチ刻みのラインアップをそろえ、選びやすいようにしたという

 発表されたのは75、70、65、60、55V型の「4T-C75EP1/C70EP1/C65EP1/C60EP1/C55EP1」(想定税込価格:73万7000円前後/57万2000円前後/49万5000円前後/44万0000円前後/36万3000円前後)の5機種。いずれもmini LEDバックライトを1000以上のエリアに分割し、明暗を細かく制御することで、従来機とは一段違う画質を再現する。

 新素材の量子ドット半導体は、赤色を担当する素材を変更し、赤色の表現力を向上。加えて赤色の波長をずらすことで、緑のセパレーションも明確にしたという。その結果、赤と緑の両方が向上し、色再現範囲が従来のシャープ製液晶テレビ比で約20%の拡大に結びついたとしている。

 画像処理エンジンには、4世代目となる「Medalist S4X」を採用。地上デジタル放送やネット動画などを超解像へとアップコンバートし、あらゆるコンテンツの高精細化を実現。映像中の人の顔や空などを検知し、検知結果と、映画やドラマ、スポーツといった番組のジャンルに合わせて、映像を自動で調整する「AIオート」も備える。

 新機能の「環境センシング」は、明るい部屋では、暗部の階調レベルを上げ、輝度のダイナミックレンジを拡大することで、視認性を高め、暗い部屋では、暗部階調をなめらかに調整し、質感を重視した自然な映像に仕上げ、最適な画質に自動に調整。さまざまな視聴環境下でもディスプレイ性能を最大限に引き出せる。

 画面下部に加え、画面背面上部にトゥイーターとミッドレンジ(ハイトスピーカー)を備え、映像と音声の一体感を生み出すシステムを採用。ハイトスピーカーは20度前傾させて音を放出することで、クリアな音質と立体音響を同時に実現している。

 BS4K、110度CS 4Kチューナーを2基内蔵し、別売のUSB HDDを接続すれば、4K放送視聴中に別の4K放送と地上、BS、CSデジタル放送の2番組同時録画が可能。70、65、60、55V型には、回転ロックができる「回転式スタンド」を搭載することで、ディスプレイ部の意図しない回転を抑えるとのこと。ケーブル類を簡単にまとめられるケーブルマネジメント機構もついている。

液晶(左)、XLED(中央)、有機EL(左)の画質比較
液晶(左)、XLED(中央)、有機EL(左)の画質比較

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