Appleのインダストリアルデザイン担当バイスプレジデントのEvans Hankey氏が、2023年に退職することになった。デザインのトップを務めた著名なJony Ive氏が辞めてから3年、同社は再び変化の時を迎える。
Hankey氏は、Appleのハードウェアデザインチームのトップとして、「Mac」から「AirPods」まで、幅広い製品のルック&フィールを統括し、ヒューマンインターフェースデザインのトップAlan Dye氏と連携してきた。Bloombergの報道によると、Hankey氏の退職について社内ではいち早く発表されていたという。Appleはこれを認め、同氏があと6カ月は同社にとどまり、業務の引き継ぎに協力すると説明した。
Hankey氏の退職で、時価総額世界トップクラスのAppleは変化の時を迎えることになるが、これが重要な時期に重なる。各社の報道によると、Appleは2023年に発表の可能性があるヘッドセット製品について、最終調整に入っているとうわさされている。テクノロジー業界の関係者らは、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)というまだ新しい市場にAppleが参入することで、Metaの最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏などがこれまでになし得なかった形で、VRとARに大きな注目を集める可能性があると考えている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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