人気バトルゲーム「フォートナイト」の開発元Epic GamesがGoogleに対し、係争中の訴訟で証拠になるはずだった従業員のチャットを削除したと非難している。
裁判所への新たな提出書類の中で、Epic Gamesは、Googleの従業員が「Google Chat」を使ってやりとりし、意図的に24時間後にそれらの会話が削除されるようにしたと主張している。Google Chatでは、24時間後に会話の履歴が消えるよう設定できる。
「Googleが開発したアプリケーションであるGoogle Chatの運用管理者は、すべての記録保管者のために、いつでもこのデフォルト設定を変更することが可能だった。Googleもこれまで、そのことを否定したことはない。しかし、Googleは設定を変更しないことを選択した」と裁判所への提出書類には書かれている。この書類については、(Googleに不満を抱いてきた)Yelpのパブリックポリシー担当シニアバイスプレジデントのLuther Lowe氏が、米国時間10月14日に伝えていた。
Epic Gamesは裁判官に対し、Googleへの制裁措置を取り、削除されたこれらの会話がGoogleにとって不都合なものだったと想定するか、せめて削除されたこと意識するよう陪審に指示することを求めた。それらのチャットログに何が記録されていたか、われわれが知ることはないだろうが、Epic Gamesはログが破棄されたことについて、陪審が意識を向けるのに十分なほど疑わしい行為だと主張している。
提出書類の中で言及されているように、Googleは従業員のチャットについて、「大体において大した内容ではない」と主張してきた。
Googleの広報担当者は、米CNETに次のコメントを寄せた。「われわれが本訴訟の回答文書の保存や作成を行わなかったと示唆するのは、間違いだ」「法廷で当社の言い分を述べるのを待ち望んでおり、情報開示をめぐるこの不必要な論争に勝つ自信がある」
Epic Gamesはコメントを控えた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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