サムスンは米国時間10月12日、「Samsung Developer Conference」の基調講演で、スマートフォン、テレビ、スマートホームデバイスなどの連携や保護を強化する、一連のソフトウェアアップデートを発表した。
このイベントでサムスンが掲げる大きなテーマは「Calm Technology(カームテクノロジー)」だ。これは、スマートデバイスをリンクするプロセスを円滑にして即座に連携できるようにすることを意味する。サムスンの「SmartThings」シリーズは範囲をさらに広げ、「Hub Everywhere」のほか、エネルギー、ペット、料理関連デバイスとの連携が拡大した。
SmartThingsユーザーは「Philips Hue Sync」も追加できるようになった。また、サムスンの音声アシスタント「Bixby」についても、スマートデバイス対応のコマンドがさらに充実した。一方、開発者は新たに導入される「Bixby Home Studio」を使って、さらに多くの音声操作コマンドをアプリにプログラミングできる。
スマートデバイスのネットワークを保護するだけではなく、このネットワークを活用する新しいセキュリティ機能も発表された。「Samsung Knox Matrix」は、プライベートブロックチェーンにすべてのデバイスをリンクさせる、新しいセキュリティシステムだ。ブロックチェーンといっても、暗号資産のマイニングとは関係なく、グループ検証システムによって、「Galaxy」シリーズのデバイス、ルーター、スマートテレビなどが、デバイス全体を保護するという仕組みだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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