Google Cloudは米国時間10月11日、同社の「Google Workspace」の各サービスに対する一連のアップデートを披露した。その多くは、同社のコラボレーション製品に臨場感をもたせるものとなっている。Workspaceに追加される新機能の1つに、「Googleスライド」の「Speaker Spotlight」がある。これは、発表者の顔をプレゼンテーション画面の横に表示するのではなく、ビデオフィードとしてプレゼンテーションの中に直接挿入できるようにするものだ。
Google Workspace担当バイスプレジデントおよびゼネラルマネージャーのAparna Pappu氏は「Google Cloud Next ’22」カンファレンスに先立ち、報道陣らに対して、「Googleが注力している『イマーシブコネクション』(没入感のあるつながり)とは、『われわれのコミュニケーション製品を通じて人々の距離を縮めるためのアプローチ』を指している」と述べた。
同社は、プレゼンテーションと発表者を一体化して表示することで、プレゼンテーションの配信後に非同期的に視聴する場合であっても、内容が理解しやすくなるとしている。
ビデオ会議サービスである「Google Meet」には、HuddlyとLogitechによる人工知能(AI)駆動カメラを用いたアダプティブフレーミング機能が追加される。この機能により、Google Meetは発言者を検出してカメラのフレーム内に収めるため、常に最も適切な人物に焦点を当てられるようになる。
Google Meetにはこの他にも、会議内容の自動文字起こし機能が追加される。
「Google Chat」には、カスタマイズされた絵文字機能や、インラインでのスレッド化された会話機能が追加される予定だ。配信専用のスペースも追加されており、責任者から組織全体に向けた発表を行える。
同社は「Googleドキュメント」などのツール間の連携を強化する「スマートキャンバス」機能にも力を入れている。一例として、「Googleスプレッドシート」に「スマートチップ」を追加する。「スマートチップデータ抽出」機能により、Workspace全体で使用できるチップから重要な情報をすぐにスプレッドシートに入力できるようになる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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