高級ホテル、旅館の予約サイト「一休.com」を運営する一休は10月3日、宿特化型ふるさと納税サイト「一休.comふるさと納税」を開始したと発表した。厳選された宿泊先を返礼品として選べる。同日からサービスを開始している。
一休.comふるさと納税は、宿泊予約サイトである一休.comの加盟施設の中から、さらに厳選された宿泊先の「割引クーポン」を返礼品として選べるというサービス。10月3日のサービス開始時点で12の自治体、70の宿泊先が出品しており、近日中に2つの自治体を追加する予定だ。
「ふるさと納税をよく利用するユーザーの中には、選んだり、受け取ったりするのが大変と感じている人もいる。一休.comふるさと納税では、すぐに電子クーポンの形で返礼品を受け取ることができ、クーポンは一休.comのアカウントに自動で紐付けされるため、すべてオンラインで完結できる」(一休 新規事業本部ふるさと納税事業部事業部長の浅田真吾氏)とメリットを話す。
出品しているのは、一休.comが厳選した一押しの宿泊先。1回の寄附金額は20~60万円程度、割引額は6~18万円程度のクーポンが中心で、1つの宿泊先で3種類のクーポンを用意する。
「一休が宿泊予約サイトの運営で蓄積したノウハウ、顧客基盤を活用し、オペレーションや集客を協力や代行する形にした。これにより、宿泊を返礼品にするのはハードルが高いと感じていた自治体や宿泊施設の方にも使っていただきやすいサービス内容になっている」(浅田氏)と話す。
一休では、返礼品を割引クーポンとすることで現地への旅行を促進し、現地での消費、地方活性に貢献していくとのこと。今後については宿泊施設数を「倍くらいまで増やしていきたい」(浅田氏)とした。
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