TikTokは、ロサンゼルスを拠点とするライブコマース配信プラットフォームTalkShopLiveと提携し、北米でのライブショッピング機能の提供を計画していると報じられている。両社は契約をまとめている段階にあり、まだ締結していないと、The Financial Times(FT)が報じた。
TikTokにコメントを求めたが、すぐに回答は得られなかった。TalkShopLiveはコメントに応じなかった。
現在でもユーザーはTikTokで商品を購入できるが、それは企業各社のブランドコンテンツを介した取引だ。TikTokは最近、Penguin Random Houseと提携して、ユーザーが投稿の中で同出版社の書籍を取り上げる際に、その書籍に関する情報が記載された専用ページへのリンクを追加できるようにした。
ソーシャルメディアでのEコマースについては、他の企業も興味を示している。「Facebook」や「Instagram」を運営するMetaは、2016年に「Facebook Marketplace」の提供を開始し、2021年には同機能の利用者が10億人に達したことを発表した。同社は、Facebook Marketplaceの2021年の売上高を公表しておらず、2022年8月には、テレビショッピングチャンネルに似た機能である「Facebook Live Shopping」の終了を発表している。
TikTokは、ショッピング機能を英国で実験的に提供したが、販売目標を達成できなかったためにそのプロジェクトを終了した。中国のデジタルマーケティング企業であるSEO Agency Chinaによると、中国版TikTok「Douyin」のEコマースでは、2020年4月から2021年4月までの間に100億点以上の商品が販売されたという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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