バンダイナムコエンターテインメントは9月29日、バンダイナムコ研究所との協力による、AI技術を活用したライブ配信や実況を行う、AIキャラクターのプロジェクト「プレイBYライブ」の発足を発表した。
プレイBYライブは、バンダイナムコエンターテインメントが展開する、IP(キャラクターなどの知的財産)メタバースや動画配信、ライブ会場などのエンターテインメントに、バンダイナムコ研究所が研究開発を進める最先端のAI技術を組み込むことにより、完全独立型の新たなバーチャルキャラクター像を具現化させるプロジェクトという。
AIキャラクター向けに最適化されたゲーム環境において、高品質な音声合成を含むゲーム実況システムなど、最先端のディープラーニングベースAI等を搭載したAIキャラクターが視聴者を盛り上げる存在として実況、配信する。
第1弾企画として2022年6月から実験・公開している、AIキャラクターによるゲーム実況「ゴー・ラウンド・ゲーム(ごらんげ)」を今秋から本格稼働。これはAIキャラクター同士がゲーム対戦し、生配信するチャンネルとなっており、AIキャラクターが視聴者からのコメントを読み取り思考したうえで、感情を表現しながら返事をしたり、コメント欄からの指示や投票を頼りにゲームを攻略するため、誰にも先の見えない展開を繰り広げることが魅力とうたう。
現在のところ、YouTubeチャンネルにて麻雀の実況を行っているが、今後の展開として、新たなAIキャラクターを登場させるほか、視聴者のコメントを反映しながらそれぞれのAIキャラクターが個性豊かなプレイスタイルへ成長していくとともに、キャラクター同士のリーグ戦など、AIキャラクター同士の戦いをバーチャル観戦・応援する楽しみを拡大するという。
また、プレイBYライブシステムは、バンダイナムコエンターテインメントが制作中のガンダムメタバースに向けても開発が進められており、ガンダムファンが集う場所を盛り上げることに特化したAIキャラクター「メロウ」も登場予定としている。
(C)Bandai Namco Entertainment Inc.
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