ポータブル電源やソーラーパネルなどを手掛けるJackery Japanは9月15日、グレードアップしたポータブル電源「Jackery Solar Generator 1000 Pro」(1000 Pro)の発売開始にあわせ、Jackery 新製品体験会を開いた。アウトドア、防災、家中など、シーン別での商品提案ゾーンを用意したほか、アウトドア系インフルエンサー Chamoさん、こじさんを招き、トークセッションを実施した。
1000 Proは、9月1日に発表したポータブル電源の新モデル。従来モデル「Jackery Solar Generator 1000」(1000)に比べ、満充電までの時間をAC充電で1.8時間(1000は7.5時間)、ソーラー充電で1.8時間(同8時間)と大幅に短くしたほか、サイクル数を500回から1000回へと長寿命化したことが特徴だ。
「充電速度が圧倒的に早くなったことが最大の特徴。PD100W対応のUSB‐C出力も備え、5年(3年+無料延長サポート2年)の延長サポートもついている。アウトドアでの使用も考慮し、オフロードなど車で走行しても耐えられる耐振動デザインを採用した」(Jackery Japan マーケティング担当の平松孝太氏)と進化ポイントを説明する。
サイズは340mm×262mm×255mmで、重量約11.5kg。市販の同クラスのポータブル電源(定格容量1kWh)に比べて約2kgの軽量化を実現しているという。折りたたみ式のハンドルが付き、持ち運び時以外はハンドルを閉じるとフラットな天面になる。出力ポートは、AC出力×3、USB-A(Quick Charge3.0)出力×2、USB‐C(PD100W)出力×2、シガーソケット×1。
ソーラーパネルの接続可能枚数も、現行機が最大2枚(ソーラー入力W数最大180W)だったのに対し、最大4枚(同800W)にまで増加している。
同時にソーラーパネル「Jackery SolarSaga 80」(税込価格::2万9800円)も発表した。背面の白いシートがレフ板のような役割をはたし、両面から発電できるのが特徴。サイズは528mm×906mm×27mm、重量約5.1kgで、前面出力は80W。発電効率が25%アップしているという。
1000 Pro(同:14万9800円)単体で発売するほか、Jackery SolarSaga 80を1枚組み合わせた「Jackery ポータブル電源 1000 Pro+Jackery SolarSaga 80×1枚」(同:17万8600円)、Jackery SolarSaga 200を4枚セットにした「Jackery ポータブル電源 1000 Pro+Jackery SolarSaga 200×4枚」(同:51万9600円)も用意する。
トークセッションに登場したChamoさんは「突発的にキャンプに行くことも多く、車にポータブル電源を積んでから充電が半分しかなかったということに気づいたりする。1000 Proがあれば、キャンプ場でソーラーパネルを使い残りの半分を充電できるのですごい便利だと思う」とコメント。こじさんも「今まではポータブル電源の電源が足りず、キャンプ場に到着した段階で『今日は終わり』みたいなこともあった。ポータブル電源の充電に困らないというゆとりができる」と準備不足を補える点をメリットとして捉えているとのこと。
また「バーナーがなくてもケトルでお湯を沸かせるため、寝る前にお茶を飲むこともできる。テント内でできるのはすごく安全でいい」(Chamoさん)とケトルやホットプレートなどと組み合わせて、食事を作ったり、飲み物を用意したりすることが便利になるとした。
平松氏は「ユーザーの方から、私たちが想像もしていなかった使い方を教えてもらうことがある。とある方は電光掲示板を点灯させるために使っていただいていた。船の上で使用している例もあった。電源ひとつあれば可能性が広がると思っているので、ぜひ今後もアイデアをいただけたらうれしい」とした。
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