「Googleマップ」の環境に優しいルートを表示するオプションに、運転する自動車のエンジンの種類に応じて燃費効率を計算する機能が追加されるという。Googleが米国時間9月6日のブログ記事で明らかにした。
この機能では、ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車、電気自動車など、運転する自動車の種類をGoogleマップで選択すると、対象ルートで消費される燃料またはエネルギーの推定値が表示される。最も燃費の高いルートが最速ルートではない場合は、最速ルートを選択することも可能だ。
2021年に提供開始された環境に優しいルートを表示する機能は、最も燃費の良いルートを選択して走行できるというものだ。Googleは今回、この機能にエンジン種類に応じて燃費効率を計算する新機能を追加し、提供範囲を、フランス、アイルランド、ポーランド、スペイン、英国を含む、欧州の40カ国に拡大する。Googleは2022年に入り、交通量を予測するウィジェットを「Android」搭載スマートフォンに追加し、ホーム画面で現在の交通状況を確認できるようにもしている。
環境に優しい機能をGoogleマップに追加するという取り組みの背景には、自社の二酸化炭素排出量を削減しつつ、ユーザーに対してもそれを推進しようとする大手ハイテク企業各社の動きがある。Googleは、同社の過去に排出した二酸化炭素を2020年にすべて相殺したことや、AIを活用して行政機関の二酸化炭素排出量削減を支援していることを明らかにしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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