米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、General Motors(GM)傘下のCruiseが自動運転車「Cruise AV」のリコールを実施すると発表した。自動運転機能の安全性に問題があるという。
この問題は、自動運転システム(ADS)を搭載するCruise AVが、交差点で左折時に対向車と衝突したことに起因する。自動運転走行中のCruise AVが左折しようとした際、速度超過の対向車が直進してきたので、Cruise AVは衝突を未然に防ごうと停車して左折を中断。対向車は、ここで車線変更してそのまま交差点に進入し、Cruise AVの右後方にぶつかった。
Cruise AVは、同様の左折動作をこれまで12万3560回以上処理しており、事故はこの1回だけ。極めてまれな状況で発生した事故であり、新しいバージョンのソフトウェアで動いているADSは、同様の事故は起こさないという。
修正の対象となるCruise AVは、「Delta/2022.05.13.00」というバージョンのADSソフトウェアを搭載している80台。市販されていない自動車なので、リコール実施を通知すべき所有者やディーラーは存在しない。
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