フランスの自動車部品メーカーであるValeoは、自動車メーカーグループのStellantisにLiDARシステム「Valeo SCALA 3」を供給すると発表した。Stellantisは、同LiDARベースのレベル3自動運転技術を実用化し、2024年に複数モデルの自動運転車を発売する計画。
自動運転レベル3は「条件付自動運転(限定領域)」で、限定的な自動運転が可能。限られた条件だが、運転を自動車に任せられ、ドライバーはハンドルから手を離し、前方を注視することから解放される。現在市販されているレベル3に対応した乗用車は、本田技研工業(ホンダ)の「LEGEND(レジェンド)」がある。
Stellantisの採用が決まったSCALA 3は、Valeoとして最新の第3世代LiDAR。第2世代のLiDARに比べ、解像度が50倍近く高くなったという。人間の目だと見えにくい物体を検知することが可能で、カメラやレーダーですら発見できない、反射率の低いタイヤのような小さな物体が150m以上先に落ちていても、見つけられるそうだ。
なお、Stellantis傘下には、「Alfa Romeo」「Chrysler」「Citroen」「Fiat」「Jeep」「Opel」「Peugeot」など多数の自動車ブランドがある。
Valeo SCALAの紹介ビデオ(出典:Valeo/YouTube)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果