「Facebook」と「Instagram」の一部の米国ユーザーは、今週からNFT(非代替性トークン)を投稿できるようになると、Metaが米国時間8月29日のブログ記事で明らかにした。
この機能により、ユーザーは自分のデジタルウォレットをFacebookまたはInstagramにひも付けることができるため、購入または作成したデジタルコレクティブル(デジタル版収集品)を投稿できるようになる。いずれかのアプリにひも付ければ、もう片方のアプリへのクロス投稿が可能だ。Metaによると、InstagramとFacebookへのNFTの投稿に料金はかからないという。Metaは、この機能は米国の一部のユーザーが利用できるとしているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。
NFTは、動画、画像、ミーム、さらにはツイートといったデジタル資産に適用されるデジタルトークンだ。デジタルトークンは、他の誰もがオンラインで見ることのできるものであっても、特定のデジタル媒体の所有者を明らかにする一意の識別子である。NFTは、ブロックチェーンに記録されるトークンという意味において、暗号資産の一種だ。Snoop DoggさんとEminemさんは、2人を模したBored ApeのNFTを使用したミュージックビデオを、28日に開催されたMTVビデオミュージックアワードで披露した。NFTアートギャラリーも出現している。
MetaによるNFT投稿の導入は、同社が2021年にFacebookから社名を変更し、ソーシャルメディアからメタバースへ軸足を移そうとしている流れを汲む動きだ。
Metaは2022年に入り、ユーザーが「Coinbase Wallet」などのアカウントをInstagramにひも付けて、フローブロックチェーンで作成されたNFTを投稿できる機能を、100カ国で提供開始している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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