LINEは8月25日、クラウドファンディングの利用経験や認知度などを調査した結果を公表した。調査対象は日本全国の18~59歳男女、調査期間は7月8~11日。有効回収数は2108。
なお、この調査のクラウドファンディング利用は、募集する(支援を受ける)側、支援する側の利用どちらか一方も含む。
クラウドファンディングの認知度は全体の86%で、男性が87%、女性が86%と性別による有意差はみられなかったという。年代別では10~20代よりも30~50代がやや高い傾向になるが、こちらも大きな差はみられなかったという。
また、「知っているし、利用したことがある」と回答した人は全体の12%にとどまった。女性より男性の割合が高く、もっとも高い層は30~50代男性で17%となった。
今後の利用意向についての回答では「ぜひ利用してみたいと思う」「機会があれば利用してみたいと思う」と回答した人は全体の36%となった。
年代別では、男女ともに10~20代のほうが30~50代に比べて利用意向がある人の割合が高くなった。男女別では、女性と比べて男性のほうが、利用意向がある人の割合がやや高くなった。特に、10~20代男性では、他の層と比べて「ぜひ利用してみたいと思う」の割合がやや高くなったという。
利用したいという人のコメントとして、「インフルエンサーの人が使っていて返礼品みたいなものが豪華だから。今はお金がないからできないけど絶対使いたいと思う」(18才女性)、「面白そうなものがあれば実現できる手助けにもなるから」(31才男性)、「何か資金を必要とする事業を興した時に、クラウドファンディングが一つの評価指標になるかもしれないから」(47才男性)などがあった。
一方、「あまり利用してみたいと思わない」「まったく利用してみたいと思わない」と回答した利用意向がない人の割合は35%で、利用意向のある人(36%)と拮抗する結果となった。
利用意向がない人からは、「本当にそこにお金が使われているのかわからないから」(19才男性)、「クラウドファンディングしてまで商品化してほしいと思うものがない」(22才女性)といったコメントが寄せられていた。
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